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  A Series of Unfortunate Events  


Book The First
The Bad Beginning

Lemony Snicket


バイオレット・ボードレール、14歳、右利き。さまざまな器具を発明するのが得意。何かを考えている時は、神の毛をリボンでひとつに束ねている。

クラウス・ボードレール、12歳。いかにも秀才に見えるようなメガネをかけている。実際、読書マニアで、本からたくさんの知識を得ている秀才である。

サニー・ボードレール、ほんの赤ん坊。赤ん坊にしても小さく、ブーツよりちょっとだけ大きいくらいのサイズ。4本の鋭い歯を持ち、何にでも噛みつく。

「親愛なる読者へ」
あなたが手にしているこの本は、とんでもなく不愉快なものであると言わなければならないことを、私は遺憾に思います。この本は、3人のひどく不運な子ども達の不幸な話なのです。 ボードレール家のきょうだいたちがいかに魅力的で賢くても、彼らは哀れな、苦しみに満ちた人生へと導かれてしまうのです。 このように気の毒な話を書くのは、私としても悲しいのですが、あなたがこの本を閉じて、ほかに何か幸せな物語を読むことを止めるものは何もありません。

このような、嫌だったら読むのを止めなさいとばかりの注釈付きのこの本の主人公は、先に記した3人のボードレール家の子どもたちだ。

物語の始まりは、3人が海辺で遊んでいると、見なれぬ男が来て、ボードレール家の屋敷が大火事で、両親もろとも灰になってしまったことを告げる。 悲しんでいる間もなく、彼ら3人はオラフ伯爵という欲張りで意地悪な親戚に預けられる。そこでさんざんこきつかわれ、寝る場所も食べる物も満足に与えられずに暮らすのだが、ある日、劇場を所有しているオラフ伯爵は、3人を劇に出してやろうという計画を立てる。 しかしこれには、ボードレール家の遺産を横取りしようというとんでもない裏があったのだ。 命さえも危険にさらされたこの悪巧みに、3人はどのように立ち向かうのか。

両親をなくしたばかりの罪もない子ども達が、悪い大人にだまされて、不幸な目にあう気の毒な話なのだが、きょうだい3人の性格描写や、スニケット独自のユーモアの世界が笑いを誘う。一応、児童文学のジャンルに入ってはいるが、上等なユーモアに、大人も十分に楽しめる世界である。個人的に絶対お薦めの1冊、いや「シリーズ」である。





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