◆ Yahoo BBS “Paul Auster” 1999 ◆


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1999.11.28から1999.12.31までに、Yahoo!掲示板「ポール・オースター」に寄せられた投稿です。


●schazzie 1999年11月28日
「ムーンパレス」でぐっときちゃいました。それからはまってしまいました。オース
ターの好きな方、感想聞かせてください。

●curoo 1999年11月28日
「幽霊たち」を読みました。「自分は誰なのか」を深く考えた作品ですね。面白かっ
たですよ。ニューヨーク3部作の他の二つも読むつもりです。安部公房に作風が似て
いると言われているらしいです。「ニューヨークのカフカ」っていう人もいるらしい
です。

●sleeping_machine 1999年11月29日
個人的には「鍵のかかった部屋」が一番好きです。ポール・オースターの小説はだん
だんとビジュアル化しやすくなっててその辺が気にかかるけどどの作品も本当に魅力
的。どこで聞いたのか忘れたけどもうすぐ「リヴァイアサン」が邦訳されるとか。あ
と一時期邦訳されるって聞いてた彼のエッセイ集はどうなったんでしょう。読みたい
のに。

●schazzie 1999年11月29日
三部作は全部読まなければならないわけではないけれど、やっぱり全部読んだ方が
いいですよね。3作とも同じテーマで書いているのに、印象が違う。
あえて言えば、一作目の「シティ・オブ・グラス」が好きです。

●schazzie 1999年11月29日
「Leviathan」邦訳はこの12月に出ると聞いたような・・・。
小説のほうは、翻訳されていないものを除くとだいたい読んだと思うのですが、「孤
独の発明」だけはこれからです。一部に小説家の孤独や、小説と翻訳の関係などが
書かれてあるのだと認識していますが、そうなんですか?
「鍵のかかった部屋」は<ニューヨーク三部作>のしめくくりのやつですね。私も好
きです。このレスの前に、三部作では「シティ・オブ・グラス」が一番好きと書きま
したが、結局のところは全部好きなんですね。映画は、「スモーク」と「ブルー・イ
ン・ザ・フェイス」を観ましたが、ハーベイ・カイテルが渋いので、ま、いいんじゃ
ないでしょうか?と思いますです。脚本を読むのは苦手なので、本になったものには
手が伸びませんが。

●Inakajima 1999年12月1日
「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」ポール・オースターの本はどれも好き
だけど、内容よりも、この短編が生まれたきっかけが好き。クリスマスにちなんだ短
編を依頼され、彼が悩んでいたときに妻の言った事がヒントになって生まれたそう。
何かすごく幸せな夫婦という感じがして、ポール・オースターの生き方そのものが好
きになりました。それと彼の小説にはストイックな場面が多い気がするのですが(例
えば、金がなくて公園で寝て暮らしたり、張り込みをしていてごみ箱で寝たりとか)
彼はある意味自分を追い詰めるようなストイシズムが好きなんじゃないかな、と思い
ます。そういうところにも魅力を感じます。

●schazzie 1999年12月2日
「オーギー・レンのクリスマスストーリー」は、映画「スモーク」で観ました。奥さ
んの言ったことと、クリスマスストーリーという状況が合わさって、なにかほのぼの
としますね。「Hand To Mouth」というエッセイは、オースターの貧乏時代のことが
書いてあるそうです。これを読めば、彼のストイシズムの原点がわかるのではないで
しょうか?これまた作品中によく出てくる<何ドルで何日持つか>といったことも含
めて、オースターの生きてきた道のりを覗いてみたいです。sleeping machineさん
のおっしゃっていた翻訳待ちのエッセイとは、この本のことなんでしょうか?残念な
がら、いつ頃翻訳されるか確認できませんでした。

●melody_99_54 1999年12月2日
ごめんなさい。原文は読んだことありません。だけど、そのうち絶対に読破したいと
思っている作家の1人です。最近、『スモーク』見ました。ほんと、ハーベイ・カイ
テルは渋い。あたし、ウィリアム・ハートのファンなのでつられて見ました。映画、
とっても良かったです。俗っぽくない映画なので安心してその世界に浸ることが出来
ました。絶対原文見ます。 絶対。

●schazzie 1999年12月3日
melody_99_54さん、絶対読んでみようと思っていただけただけでも嬉しいです。
ウィリアム・ハートも昔(アメリカン・ヒーローの頃)に比べたら、格段に渋くなって
ますね。私も好きです。映画のバックに流れるトム・ウェイツもまた渋い!映画もオ
シャレだけど、先日、書店でオースターのところを見ていたら、同じくオースターの
本を見ている人がいて、とってもかっこよかった。オースターファンは皆オシャレな
のかな?なんて勝手に思ってしまいました(自分は除外しても)。ミーハーなところ
に目がいってしまって、すみません。

●d93003v 1999年12月3日
Paul Auster、いいですね。「Hand To Mouth」は読んだことありませんが「The
Art Of Hunger」というのを読んだことがあります。書評、interview、などを
集めたものですが、中でも最後の方の「偶然」にまつわるessayが圧巻。そして、彼
がなぜ作家になったのかが明かされる話では、まさにPaul Auster、泣かせます。

●schazzie 1999年12月3日
オースターは、「偶然」という言葉には結構こだわっているようですね。「偶然の音
楽」という作品もありますものね。これも予想外にハラハラさせられて面白かったで
す。たまたま「ムーンパレス」のあとに、ジョン・アーヴィングの「オウエンのため
に祈りを」を読んだのですが、時代背景が同じこともあって、共通点がたくさんあり
ました。その中に「偶然」という言葉も含まれていましたが、両者の「偶然」に対す
る概念は、全く違うものでした。>d93008yさんちなみに、なぜ作家になったのか、
ちょっとだけ教えて貰えませんか?まさか「偶然」作家になったとか・・・?

●d93003v 1999年12月4日
>まさか「偶然」作家になったとか・・・?
ぎゃはははは、そりゃあいいや。
ざぶとん一枚!そうですね、「偶然」、こだわりがあるようです。恐らく彼自身、運
命のいたずらとも言えるような「偶然の一致」を実際に経験したり、人から話を聞い
たりした事が根底にあるのでしょう。その辺のことも「The Art Of Hunger」に書い
てあります。彼が作家になったきっかけは(ちょっとだけですよ)、ある非常に悔し
い思い出からいつもポケットにペンを持ち歩くようになって、そうしたらいつの間に
か文章を書くようになった、ということです。何の事やら?ですが、やはり実際に彼
の文章で読んでみられることをお勧めします。

●schazzie 1999年12月4日
非常に悔しい思い出ですか。憧れのスターに「偶然」出会った時に、ペンがなくてサ
インしてもらえなかった、くらいしか思い浮かばないのはあまりにもミーハーでしょ
うか?「The Art Of Hunger」今度探してみることにします。
ところで、「The Red Notebook」という本もあったような気がしますが、それは
読まれましたか?「シティ・オブ・グラス」に赤いノート(「最後の物たちの国
で」には青いノート)が出てきましたが、関係があるのかな?
と思っているんですが。

●d93003v 1999年12月6日
いやあ、よく分かりましたねえ。ただ、彼にとっての「憧れ」とはどういう人だった
んでしょう?「The Red Notebook」ですね、はい、これも「The Art Of Hunger」
に収められております。あと、単行本で出ていた「Why Write?」というやつも入っ
ていて、これがその「偶然」にまつわる話しなわけです。僕は小説の方は「偶然の音
楽」しか読んだことないんです。しかもあまり好みではなかったのです。どうも柴田
さんの文体が僕には合わない様な気がします。僕の好みの小説家が翻訳してくれれ
ばいいのに、とよく思います。そんな風に感じたことってありませんか?

●schazzie 1999年12月6日
あれ?アタリでしたか?案外、オースターもミーハーなんですね。彼の憧れというと
作家だとみんな死んでしまっているような気もするし、俳優とかだと映画を撮ってい
るくらいだから何とかなりそうですよね。誰だろう?サルマン・ラシュディあたりか
なあ?書店で「The Art Of Hunger」「The Red Notebook」「Why Write?」
の3冊見かけました。
でも「The Art Of Hunger」を手に入れれば全部読めるわけですね。
あせって買わなくて良かった!しかし「Why Write?」は薄い小冊子みたいな装丁な
のに、1800円以上もするのは解せない。セロファンで覆ってあって中が見れなかった
ので、何だろう?と思っていたんですよ。ただ「The Art Of Hunger」はB6サイズ
のPBだったので、そのサイズがあまり好きでない私は、ちょっと迷っています。他
に小さいサイズのものがあれば、そちらが欲しい。

●schazzie 1999年12月6日
私個人としては、柴田元幸さんの訳はとても好きです。原作の雰囲気を損ねることな
く、さりげなく補いながら、120%の翻訳をされていると思っています。お手本に
したい翻訳だとも思っています。とはいえ、それぞれの好みによっていろんな感じ方
があって当然とは思います。「好みの小説家が翻訳してくれれば」という思いも時々
ありますね。翻訳家が訳すのと、小説家が訳すのではまた違うこともあるでしょうし
難しいところですね。

●d93003v 1999年12月7日
彼がペンをポケットに持ち歩くようになったのは、確か8歳のころの話しだったと思
います。「The Art Of Hunger」の一番最後の文章だったと思います。そんなに長く
はないので立ち読みされることをお勧めします。
「Why Write?」は薄かったですか。
そうでしょうね、僕も本当にこれだけで単行本で出てたのか?と怪んでおりましたが。
そういえば、AMAZON.COMのオークションでこれのサイン入り初版本が出てました。
残念ながら「The Art Of Hunger」はあのサイズしかないみたいです。
まあいいじゃないの、この際。そうですか、柴田さんの訳が合うんですね、うらやま
しいなあ。僕は内容よりも口調に惹かれることが多いのかも知れない(ええんかしら
そんなんで)。だから、いっそ原書で読もうかとも思うんですが、それだと英語力が
ないから分からないところも多い。日本語なら全部分かるけどなんか合わなかったり
する。困ったモノだ。そんな具合で、彼の小説にはどうも手が伸びません。それより
も、今は彼の話に登場する人たちに興味をもっています。「Moon Palace」かあ。読
んでみようかなあ。

●schazzie 1999年12月8日
オースターの憧れの人とは、野球選手ってことも考えられますね。シカゴ・カブスの
選手とか・・・?オースターは結構熱狂的な野球ファンらしいので、あり得そうだ。
ラシュディについては、オースターの著作にラシュディの引用があったり、どこかで
ラシュディが好きだという話を聞いたような覚えがあるからです。エッセイにも書い
ていませんでしたか?

●d93003v 1999年12月9日
そうですね、野球、好きみたいですね。食えない頃に小銭を稼ぐために野球のカード
ゲームを作って売ろうとしてますね、彼は(でも売れなかったらしいけど)。その実
物が「Hand To Mouth」に付録として収められています。ラシュディ。
確かに「The Art Of Hunger」にも出てきます。僕はまだ読んだ事ありませんが、
そのうち読みたいと思っています。しかしそれにしてもよく御存じですねえ、
Paul Austerのこと。
ひょっとして追っかけですか?それはそうと、新潮社のCREST BOOKとかいうシリー
ズが去年だったかな?始まって、E.F.ハンセンとかJ.ディアズなどなど結構おもしろ
いのが揃ってますが、そのPRのために出た(と思われる)若手作家を紹介する冊子に
PAUL AUSTERのインタヴューが載っていて、「一致」(=coincidence)と「偶然」
(=chance)は異なる、と言っています。なかなか深いな、と思います。
これを機会に「信じられないような一致」にまつわる話を募集するトピでも作ってみ
たら面白いかも。

●schazzie 1999年12月9日
見ましたよ、書店で。何だろうなあと思っていたんですが、あれで実際遊べるのでし
ょうか?「一致」と「偶然」は異なる、ですか。なんだか哲学めいてきましたが、で
は「偶然の一致」とはどういうことになるのでしょう?「信じられないような一致」
というトピ、ぜひ作ってください。とはいえ、私には書き込むようなネタがないです
けど。クレスト・ブックスは、装丁もいいし、気に入っています。いいシリーズだと
思います。

●d93003v 1999年12月13日
さっそく注文しました。POWELL'SというON LINE BOOK STOREで古本で頼みま
したが送料節約のため、いつ届くかわかりません。

●daInasia 1999年12月13日
全く話のベクトルが変わってしまいますが、Paul Austerを好きな方々で、
Jean=Philippe Toussaintを好きな方ってどれくらいいます?実は、トゥーサ
ンのトピを作ってみたら、何人かそういう人がいて、無論僕もそうで、きっとそうい
う人が他にもいるんだろうなって思ってます。
ここで発言してる人では、sleeping machineさんがそうですね。わりと共通項が認
められるようなので、興味のあるところです。

●d93003v 1999年12月14日
「Moon Palace」のほうは、8ドルとそれほど安いわけではありませんが、「THE
NEW TESTAMENT」は定価35ドルが8ドルと超破格でした。理由はわかりません。
安物買いの銭失いにならなければいいのだがと思いつつ状況を確認してみると既に
発送されたとあるのはいいけど住所がいきなり間違っとるやんけ。
ああ、なんか心配だ。

●d93003v 1999年12月14日
貴重な助言、ありがとうございます。しんどいだろうなあと思いながらも、そういう
(ある意味)訳分からんのも読んでみたいなあというのが本音です。ちなみに私は
J.P.Toussaintは読んだ事ありません。横目で気にしつつも、なんか違うかな?
といったところでしょうか。そうか、PAUL AUSTERとの相関関係か。
ちょっと興味が出てきたぞ。

●d93003v 1999年12月14日
ルル・オン・ザ・ブリッジは映画で観ましたが、新潮文庫で出てるとは知りません
でした。しかも「あぶない恋フェア」とは!恐るべし新潮文庫。
映画を観た直後の私の感想が
http://www.math.nagoya-u.ac.jp/~d93003v/mov/luluo.html
にありますが今回の話題とは関係ないかも知れません。あの映画を観た人は
どうゆう感想を持ったのでしょうか。是非知りたい。
「Smoke」は話題にのぼるのになぜか「Lulu On The Bridge」は出てこないぞ?
くくりが間違っているかどうかよりも、売れるかどうかのほうが大事だ、
というのもある意味正しい意見なので仕方のないことなのでしょうか。
思うに、「純粋な…」、「危険な…の香り」、「時を超えた…」、「愛」、「ヴァー
チャル」、など諸々の単語に消費者は弱く、従って、広告会社はそこのところをくす
ぐってくるということだと思います。内容とは関係なく、ね。
以前「ギャーティ・ギャーティ・ハラギャーティ」という韓国映画のヴィデオにも内
容とはまるでそぐわない「男なしでは生きられない…」といううたい文句を発見して
私の友人はかなり憤慨していました。

●schazzie 1999年12月14日
「ルル・オン・ザ・ブリッジ」は脚本形式なので、まだ読んでいないのですが(映画
で見ようと思って)、あぶない恋ですか?初めて聞きました。朝日新聞社で出してい
る「世界の文学」という雑誌の20号は、映画と文学についてでした。その中に「ア
メリカの現代作家ポール・オースターが監督した『ルル・オン・ザ・ブリッジ』が話
題になったが・・・」とあります。しかし、映画になったという話題は良く聞きます
が、内容についての話題はとんと聞きません。どうやらその前の「スモーク」と「ブ
ルー・イン・ザ・フェイス」の続きのようですが、話が「あぶない恋」へと発展して
いくのでしょうか???私は映画と原作ははっきり切り離して考えています。オース
ターの場合は、原作が脚本ですから、映画との差はそれほどないと思われますが、
どうでしょう?

●schazzie 1999年12月14日
d93003vさんの「ルル・オン・ザ・ブリッジ」の感想読みました。
しかし、「あぶない恋」の話かどうかはわかりませんでした。

●d93003v 1999年12月16日
「ルル・オン・ザ・ブリッジ」、映画好きの僕としては『むっちゃいいよ』ってなわ
けにはいかなかったですが、『悪くはねえな』ってとこでした。まだ観てなかった方
にはネタばらしになっちゃいましたね、ごめんなさいschazzieさん。DotsAndLoops
さんは映画の方は御覧になりましたか?脚本を読んだだけのときと何か違うイメージ
はあったのでしょうか。あと、「The Music of Chance」も映画になっていますが
観られたかたはいらっしゃいますか?Auster氏も運転手役で出ているようです。
また、この映画の監督は他にもA.S.Byattの「Engels and Insects」という小説
も映画化しているようです。

●schazzie 1999年12月17日
イヴ・シモンという作家を知っていますか?オースターに似ている?らしい。
どなたか読まれた方、教えてください。
ちなみに「感情漂流」などの作品があるらしいです。

●schazzie 1999年12月18日
そういえば、「偶然の音楽」の最後が曖昧で嫌だという意見を目にしましたが、好き
嫌いはともかく、あの最後は曖昧でしたか?これって、一連のオースター作品を読ん
で初めて、そうではないことがわかるというようなことなのかもしれませんが、ある
時点から、限りなくゼロに近づいていき、またゼロから始まるというオースターの世
界のひとつだと思うのですが。曖昧と言われれば、曖昧だけど・・・。

●d93003v 1999年12月20日
イヴ・シモンですか。名前を聞いた事はあるような気がするけど、四谷シモンではな
いし…ちょっと見てみようかな?
>そういえば、「偶然の音楽」の最後が曖昧で嫌だという意見を目にしましたが
嬉しいですねえ、唯一読んだ事がある小説ではないですか。
曖昧と言うのは車が事故ってどうなったかどっちにでもとれるから、という意味
で言っているのでしょうか?確かにそうゆうのはどうもしっくりこない、という人も
いらっしゃるでしょう。僕は、大学に閉じこもっている時間が長いせいか、科学のや
り方に染まってしまっているので、最後になんらかの著者の主張なり回答なりが示さ
れていないとどうも消化不良です。現実を浮き彫りにしたり、タブーを暴いた作品で
あっても、それプラス何か作者の解答なりが(はったりでも)なければおもしろい
な、とは思いません。かなりわがままな読み方ではあると思いますが、まあ、こうい
う奴がいてもいいかな、と思っております。もっとも、この小説に関しては、僕はそ
れほど曖昧とも思いませんでしたが。

●schazzie 1999年12月20日
私もどちらかといえば、白黒はっきりした事が好きなのですが、この「偶然の音楽」
に関しては、単純に死んだのだなと思ってすっきり?してたつもりなんですけど。自
分はすっきりしているのだからまあいいか、とは思いますが。確かに「こういう事を
言っているのだ」と明言できない感じはありますが、ことオースターに関しては、明
言できたにしても、つたない自分の言葉で表現したくないという気持ちもあるのです。
それと、全ての作品が繋がっているような気がしている(全て読んでいないので断言
はできない)ので、例え曖昧な最後であっても、次に何かあるはずだと勝手に期待し
ているところもありますね。

●schazzie 1999年12月21日
「Hand To Mouth」買いました。「The Art Of Hunger」を買おうと書店に行ったら
もうなくなっていて、こちらもなくなっては大変と、そそくさと。「野球カードゲー
ム」がついているので、お正月にはこれで遊べる?2000年は、オースターの貧乏ばな
しで幕を開けるのか・・・。

●sleeping_machine 1999年12月22日
だいぶ前のレスなんで、だれかとかぶってたらと心配だけど、
>一部に小説家の孤独や、小説と翻訳の関係などが書かれてあるのだと認識していま
すが・・・・・・
そうなんですか?ぼくにはそのような記憶はないです。父親に対しての記述が1部の
内容だったと思う。ちなみにどのような感銘を受けたかというと、これくらいの深度
がなくちゃ小説をしちゃいけないんだというものです。ぼくは「孤独の発明」を全編
思いっきり小説として読んだので余計にそう思ったわけで。なんてゆーかジュリアン
・バーンズの「フローベールの鸚鵡」が小説ならこれも小説だと考えてた。
とにかく必読です。

●schazzie 1999年12月22日
「一部」というのは「ある一部分」の意味で使っていたのですが、確かに「第一部」
は父親の死で始まっていますよね。とはいえ、まだ読んでいないんです。
>「孤独の発明」
貧乏ばなしを読む前に、これ読まなくてはね。
24日には、「リヴァイアサン」も出るので、大急ぎだ。
>これくらいの深度がなくちゃ小説をしちゃいけないんだ
なるほど。どれくらいの深度か、確かめてみましょう。
ジュリアン・バーンズの「フローベールの鸚鵡」は未読なので、比較できませんが、
オースターの作品は、フワフワしているようで実はすごく深いと感じています。

●d93003v 1999年12月25日
>オースターの作品は、フワフワしているようで実はすごく深いと感じています。
僕にはその「深さ」がわからないのだよ。もうちょっと修行してみよう(そういう問
題ではなかったりして)。早く来ないかな「MOON PALACE」。
>ジュリアン・バーンズの「フローベールの鸚鵡」前に提案した「一致」のトピは、
どのカテゴリに入れたらいいのかさっぱり見当もつかずに困っているのですが、なん
か、出てきますねえ、どっかで見た名前が。以前から頭の片隅に「BOUVARD ET
PECUCHET」がぶらさがってるんですが、そのFlaubertの事ですか?
あと、トゥーサンのトピで出てきてるQuenaueはやはり「THE ART OF HUNGER」
に出てきてました、御報告まで。

●schazzie 1999年12月25日
ところで、オースターの「リヴァイアサン」買いました。早くこちらを読みたいです。
オースターの「深さ」って作品そのものというより、オースター自身にあると
私は思っているんですけど。個人的には「知性の宇宙」と評しております。

●schazzie 1999年12月29日
1999年の最後は「孤独の発明」で、2000年の幕開けは「リヴァイサン」にしよう。

●schazzie 1999年12月31日
1999年の最後は「孤独の発明」です。涙なくしては読めないです。大泣きしてます。
多分個人的な思い入れによると思いますが、詳細は新年に。









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